今回は、アクロバティックなシュート
オーバーヘッドキック!
この技を出来るようになる
コツや練習方法などを
初心者にも分かりやすく紹介したいと思います!
ゴール方向を見ずに、自分の向いている方向と
反対向きにシュートを打つ事が出来るシュートテクニックです。
このシュートは、身体を後方に半回転させ
自分より高い位置のボールを蹴る
非常に高い身体能力が必要な技です。
また、相手DFが近くにいる場合は蹴るときに足をあげるためファールになる可能性があり、タイミングにも気を付けないといけません。
他にも、着地に気を付けたり蹴る方向にも注意しないといけないため
それらの点も考慮し説明していきたいと思います!
オーバーヘッドキックのコツ
まず、オーバーヘッドキックとは
自分の頭上付近で浮いたボールに対し
身体を反転させ後方へ蹴る事を言います。
これを行うには、素早い体の反転と
蹴る際にボールの芯をとらえる事が
出来るかどうかが重要となってきます。
まず、
素早い体の反転をするために必要な要素
1つ目は、体の柔軟性が必要です!
身体を反転させるときには、ボールの
位置に足を合わせるため体を少し丸める必要があります。
そのためには、体の柔軟性が必要なので
体が柔らかいと他の角度から来たボールにも対応でき蹴る事が出来ます。
また、柔軟性があると蹴った後の着地で
怪我の予防にも繋がります。
この体の柔軟性を得るためには、日々の
練習中のストレッチや自宅での入浴後のストレッチをしておくと良いでしょう!
特に太ももの裏(ハムストリングス)や
太もも(大腿四頭筋)をメインにするといいと思います。
2つ目は、瞬発力です!
オーバーヘッドキックは、ゆっくり蹴るものではありません!
相手の不意を衝くからインパクトがあるのです。
そのためには、瞬発力を鍛え素早い反応する必要があります!
瞬発力を鍛えるためには、いろんな方法があると思いますが
今回は、自宅で出来る簡単な方法を紹介します!
瞬発力は、脚力にも繋がっており
下腿三頭筋やハムストリングスを鍛えると効果的です!
代表的な運動は、反復横跳びや
足を肩幅に開いてのジャンプの運動などがおすすめです。
簡単で分かりやすい動画があったため載せておきます。
次にボールの芯をとらえるために必要な要素
1つ目は、ボールの動きを目で見る事です!
大体のボールを蹴る位置は、自分の
頭上で目線が斜め上になるくらいの位置です。
その位置が良いという理由は、
あまり低い位置だとボールを上方向に
蹴り勝ちで高い位置だと足が届かない可能性があるからです。
ベストな位置で蹴るには、本当にタイミングが重要で浮いたボールが飛んできて
頭上の目線斜め上になった時や
自分で胸トラップなどをして
その位置に浮かした時に初めて狙います!
慣れてくると自分でコントロールし
自分がオーバーヘッドを打ちやすい
位置に挙げ打つ選手が多いようです!
2つ目は、反復練習と感覚を掴むことです!
オーバーヘッドは、初めから狙うのではなく
状況判断してベストなタイミングに打つものです!
そのため、何度も反復して練習しておくことが大切です。
初めの方は
自分の手でボールを上げて蹴る!
↑この動作を反復しましょう。
これを繰り返すことで、オーバーヘッドする
際の動きの感覚を覚えましょう!
慣れてきたら友達や親などにボールを
頭上付近に挙げてもらい蹴る練習に移行していきましょう。
そこまで、ある程度できてきたら
自分で実際にボールをリフティングしながらオーバーヘッドできる位置に挙げ蹴ってみましょう。
ここまで出来たら上級者ですね!
練習方法(1人でする場合)
オーバーヘッドキックの個人練習をする時は、
蹴る感覚を掴むことと
ボールを足でとらえる練習をしましょう。
個人練習は、この2つの点を
同時に練習を行う事が出来るのでおすすめです。
練習をする時は張り切りがちで
初めから実践的な練習をしがちです。
しかし、いきなり反転して蹴るなどの動作を繰り返していくと
時間もかかりますし、体力的にもきついです。
そのため、初めは上向きに寝て
背中を地面につけた状態から始めると良いでしょう。
この時、少し上半身を挙げておく良いです。
そうすることで実際に蹴るときと
同じくらいの姿勢になり、足でボールを蹴る事に集中することができます。
意外とそれだけでも苦戦する場合があります。
しかし、この練習から行うことで
実際に蹴る感覚・ボールをとらえる技術を上げる事が出来ます。
また、工夫して天井からボールを吊るして
それを連続して蹴るのもいいと思います。
次は、自分でボールを上げてみましょう!
リフティングなどで自分の打ちやすい
位置にボールをあげ、そこからシュートする練習をします。
結構、高度な技術を要するため
苦戦すると思いますが、徐々に練習していきましょう!
上記の寝ている時の練習とは違い、次は
少し位置がぶれるため初めの練習より難易度が高いです。
また、何度もジャンプして行うため
怪我防止のためシュート位置の下にクッションなどあるといいですね!
練習は大事ですが、怪我には気をつけましょう!
練習方法(複数の場合)
次に、複数で練習する場合は
やはり実践向きの練習が大切です!
複数で行うと仲間からパスを貰う練習や
連携プレー・DFと競り合った状況を作る事が出来ます。
実際に行おうとすると
DFの位置が邪魔になったり、
狙った方向にシュートが飛ばない場合が
あるため複数で実践向きの練習をしておくことも大切です。
また、実際に試合形式のシチュエーションで
行ってみるとオーバーヘッドキックを打つ
タイミングなど自分自身で分かってきます。
ここは個人差があり
経験の差や感覚などで変わってきます。
試合中にオーバーヘッドキックを狙って、得点を決めようとする選手はいません。
普通のシュートより打つタイミングが早く
狙える位置にいるなど、ある程度の条件が決まった時に狙います!
そのため、実践的な練習を経験しておきましょう!
*ちなみにこれらの練習は監督やコーチに見られると
「普通のシュート練習をしろ!」
と言われがちなので、普段の練習と別に行い
ひそかに練習しておきましょう。
打つ条件(タイミング)
オーバーヘッドキックは、何度も自分から狙って蹴るシュートではありません。
ある程度条件が整ったときに打ちます。
その条件はいくつかあって
・ペナルティエリア付近にて
ゴールが背後にある時
・DFと密に接触していない時
・ボールが頭上に来た時
・反転する余裕がない時
(余裕があるときはトラップしてゴール正面を向きましょう)
これらの条件があれば、十分にオーバーヘッドキックを狙う対象になります。
この状況以外で打つと
「なんで?そこでオーバーヘッドキック?」
となってしまいます。
そのため、しっかり状況判断して
ベストなタイミングを狙いましょう!
注意点!
オーバーヘッドキックは、とてもかっこよく
シュートが決まると気持ちいものです。
しかし、アクロバティックなシュートのため気を付ける点もあります。
まずは、着地時の怪我です!
着地に失敗して頭を打ったり、足を捻っては元も子もないです。
着地の時に気を付けるべき点、まずは頭です!
後方に向かって蹴るので頭から落ちてしまうと大変です。
そのためには、
視線を蹴ったボールからそらさないようにしましょう!
蹴ったボールを目線で追いかける事で
自然と体が丸まり頭をあがってきます。
そうすると頭を打つことなく着地できます。
もう1つ気を付ける点は、
着地時の相手DFとの接触です!
基本相手選手が近くにいる時はしないシュートですが、
蹴ると同時くらいに飛び込んでこられたら危ないですよね。
その時は、体を丸くして背中から地面に落ちましょう。
そうすることで関節や体の部位へのダメージを減らすことが出来ます。
とっさの出来事なので対応しずらいと思いますが、転んでも怪我しないように
冒頭でも言った体の柔軟性は
ある程度身に着けておきましょう!
最後に
オーバーヘッドキックは、アクロバティックな
シュートでサッカーをしていない人から見ても
凄く難しいシュートだと分かります。
実際に打つのは、難しく中々タイミングもありません。
しかし、このシュートを打てるかどうかで
攻撃力が上がり行動パターンが広くなる
のは間違いありません。
誰もがシュートが来るとは思っていないからこそ打つのです!
オーバーヘッドキックは、反転して
自分が向いている方向とは逆向きにボールを
蹴るので予測できず相手にとっては
不意の出来事になるのです。
さらに、シュートを打つ際に後ろを振り向く
という動作を省いてシュートを打つ事ができるので
ワンテンポ早く打てます!
そのチャンスは、いつ来るかわからないため
いつ来てもいいようにマスターしておきましょう!
中々、オーバーヘッドキックをできる選手は
いないので他の選手と一味違う感じを出したいなら
覚えるべきおすすめの技です。
今回の記事を参考に
オーバーヘッドキックをマスターしてくれたら幸いです!
皆さんが試合や大会で活躍される事を祈っています!
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